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Tourte Mute
アンカー 1

トルテ・ミュートは、1968年にヘンリク・カストン(Henryk Kaston)によって発明され、現在でも最も広く使用されているミュートのひとつです。
使用していないときでも楽器に装着したままにでき、使用時にはブリッジの方へスライドさせ、通常はD線とA線の間に挟むようにして装着します。また、1本の弦のみに吊り下げるタイプもあります。
素材にはゴムが使用されており、高い摩擦力によって、使用中も未使用時も安定して位置を保ちます。柔らかい素材のため、金属などの硬い素材に比べて、弦やブリッジ、楽器本体にダメージを与えにくいという利点があります。ただし、長期間使用するとブリッジに黒い跡が残ることがあります。
音色については、低音域では柔らかく丸みのある音が得られつつも、しっかりとした存在感と安定感を保っており、さまざまな場面に対応できます。
中音域では、音によってはやや角の立った印象になることがあり、状況に応じた演奏者のコントロールが求められます。
この傾向は高音域でさらに顕著になり、音が細く、鋭く、生々しい響きになることがあります。

Open G String (G3)

Open D String (D4)

Artificial Harmonics on G String (B5)

Open G String (G3)
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